音楽教室著作権問題を考える

どういった行為が著作権侵害に該当するのか? 演奏技術を教えるために講師が生徒に見本演奏する行為も含まれるのか? などという最近になって急に浮上してきたパン食い競争的・近視眼的議論よりも、 より統括的な視野で、この問題の根本について考察していけば、 解決策は早く出ますし、著作権に関わらず他の様々な物事においても応用が利くでしょう。 事の発端から考えていく: 我々市民の「タダで作品を視聴できたらいいな〜」 という「のび太」的願望が集積し、その結果、ドラえもんが、 レンタルCD・DVD、そして検索エンジンや、 各種メディア違法アップロードサイトを生み出してしまった! それで最終的に苦しめられるのは、もちろん創作者:著作者なんですね。 YouTubeに著作権のある音楽を許可なくアップロードした人は罰せられる! しかし本来、著作権のある音楽を正式な手続きを踏まずに、 さらには匿名で自由にアップロードできる様な仕組みの、 危険なウェブサイトを公開しているYouTube自体も、 当然ながら罰せられる訳です。 これは小学生でも分かる極めて単純な「正考(正しい考え方)(せいこう)」です。 著作権侵害行為の抜け道を確信犯的に作り、それを放置し、 それにより大量の利用者を獲得し広告収入などにより間接的な収益を得ている訳です。 そういう、存在自体が著作権法違反であるYouTubeと、 「包括契約」などいう、 「再生または演奏曲目内容を把握せずに著作者に再分配する事がホボ期待できない方式」 で契約を結んでいる著作権管理(もはや自称と化した)団体「JASRAC」も、 当然ながら著作権法違反である!これも正考です。 Googleも、他者のウェブサイトの文章や画像や動画などを 作成者に全く了解を得ずに自動プログラムで勝手に収集して、 自社のコンテンツとして使用し、グローバル規模で 天文学的なる「利益」を得ている訳であり、 こちらも立派な「著作権法違反」である! 基本、サーチエンジン、検索サイトというものは 「作成者に全く了解を得ずに勝手に使用する」=「著作権法違反」な訳ですから、 日本国内においてはサーチエンジンというものを表立って作れなかった。 それで制度の甘い海外に拠点を置いてサーチエンジンを運営する仕組みです。 YAHOO検索なども海外の会社という事で、国内法の追及を逃れていた訳です。 国内の様々なサイトがGoogle検索技術を採用していますが、 「国内著作権法が及ばない海外のサイト」、 という言い逃れにより責任回避ができる訳で、完全に野放し状態なのです。  もはや感覚が麻痺しておられる事でしょうが、 インターネット創成期からの、こういった一連の歴史の流れは、 著作権について考えていく上において、 決して、忘れてはいけない非常に重要な点です。 Youtubeなどという怪しげなサイトは、いずれ無くなるだろうと考えていましたが、 Googleと提携する事により、完全に浸透してしまいました。 前述の様に、サーチエンジンとは「勝手に拝借」というのが基本様式ですから、 Youtubeとは同類であり、非常に相性がいいのでしょう。 動画アップロードサイトは他にもDailyMotion、ニコニコ動画など無数にありますが、 例え著作権管理会社と包括契約を結んでいたとしても、 個々の作品についての利用状況をこと細やかに管理し、 広告収入等により生じる利益を著作者一人一人に個別に分配していなければ、 それは著作権法違法!となります。 店舗のCDプレーヤなどを使用した著作物の再生とは違い、 インターネット上のデータであれば、 サイト設置サーバー回線に記録として必ず残りますから全てのデータが収集可能です。 具体的には「動画再生回数」「動画再生時間」「動画ダウンロード回数」 「ページ滞在時間」「初訪問か再訪問か」「どの地域のどんな端末からのアクセスか」 などがありますが、これらをプログラムで自動収集&統計処理をさせれば このデータ収集&解析&著作者分配還元処理は、いとも簡単に実現可能なのですが、 本当に行われているのでしょうか? もし行われていないのであれば、早急にシステムを開発・構築し運用せねばなりません! 海外には、もちろんそんなものは無いでしょうから、日本が先導して作るしかありません。 完成すれば、それは「包括契約」などという曖昧な名称ではなく、 「ウェブサイト上著作物厳格管理システムに基づいた著作者完全分配保証契約」 という長ーーーーい名称となるでしょう。 「Website Copyrights Management and Author Reduction System」 「W・C・M・A・R・S」?短くなった(^^)? サーチエンジン、動画投稿サイト等といったウェブサイトの登場により、 これまでの著作権保護体制が崩壊しつつあり、 一昔前では「海賊版」などと呼ばれていたものが、 ウェブ上に堂々と流通する結果となってしまいました。 これには、巨大化したグローバル企業の暴走・横暴、というだけでなく、 我々市民の「タダで作品を視聴できたらいいな〜」願望も加担しているが故に、 なかなかに問題は根深くなるんですね。 でも、この状況を放置しておくと、どうなるのか??? ここ最近、ほんの10年〜20年程度で、 ここまでメチャクチャな状況に推移してしまったのですから・・・ このまま時が過ぎると、Googleが、 「申請のない著作物やゼロから創作した事を立証できない著作物は、  全てGoogleの所有物となる。  例えその著作物を作成した本人であっても、その著作物を使用する場合は Googleに使用料を毎月支払わなければならない。」 とか言い出しそうですね。大英博物館のウェブ版(^^)、という事です。 そう、泥棒団体に物品管理を任せるなど、絶対に有り得ないのです。 モンサントの例もありますから、冗談抜きで、決して放置はできない問題です。 早めに手を打たないと今以上にトンデモない事が起こるでしょう。 「海外では〜だから日本でも〜でいいだろう」という考え方は非常に危険です。 世界の潮流に便乗しようとすれば、それは、 彼らと同じ地獄行きのエレベーターに搭乗する事になってしまうのです。 こういった現状が長年放置されている以上、 裁判所などの司法を当てにし行動する事も、どうやら無断な努力の様です。 極めて極端に言えば、裁判とは、より権力と財力のある勢力が、 狡猾な弁護士「先生」を大量に雇って、物事を屁理屈で曲解し、 「この様な法の抜け道があるよ」 という実例を「判例」として積み上げていくための場に過ぎない! そんな事に体力を使う時間があったら、 自分で工夫する事に時間を使う方が遥かに有益です! ヤマハなどが主導して、 「YouTubeアップロードを許さない著作権管理団体」 「包括契約を許さない著作権管理団体」 を作るしかない!音楽の事を何から何まで知り抜いている訳ですから、 自称管理団体よりは遥かにマシなものが期待できます。 しかし、そういう存在が現在無い以上は そういう中途半端な著作権管理団体に、 自分の著作物の管理を委託してはいけない!という事です。 (インディーズ系で、確かそれらしきものアリ:今後に期待)、 YouTubeというザルの如き抜け穴と提携しているJASRACに、 自分の著作物の管理を委託する行為そのものが、 著作権法違反行為を助長・加担する行為となってしまうのです。 一極集中状態から最近ではようやく色々な著作権管理団体が出てきましたが、 根本的な部分(著作者への厳密なる還元)をしっかりと作り上げないと、 単に金銭獲得利権が分散しただけの構図となってしまいます。 大企業の暴走を食い止めるための我々個人一般人対策としては、 YouTubeには個人撮影動画も含め、一切アップロードしない事です。 ブログなどにYouTube動画を貼り付けるのも、もう止めるべきです。 こういった、著作権という観点から単独で見ても、 Googleアカウントは危険だから取得するべからず!と考える訳です。 事務所総ぐるみでYoutubeにアーチストの動画をUPして 宣伝として活用している音楽事務所がありますが、 それは本来、これまでの常識では考えられない話です。 自分で自分の首を、そして音楽業界全体の首を絞める様な行為です。 そういったコンテンツは「自社サイト内の所属アーチスト動画閲覧コーナー」 というページで行えばいいんです。 そうすれば、あらゆる種類のアクセス統計が取れますから、 ただの垂れ流しや広報だけではない、著作者還元可能なシステムも実現できます! YouTubeからのアクセスや視聴数ランキンなどに依存するべからず! HTML5の登場により、もはやVIDEOタグひとつで動画配置が可能になっています! <video src="動画のアドレス" controls></video> もう少しリッチなコントローラーで魅せたい場合は、 フリーウェアとして公開されている「FLASHのビデオ再生パーツ」 というもの一つをサーバーにUPするだけでいいのです。 それ一つあれば、全てのオリジナル動画コンテンツを自社配信できます。 WardPressは使わない主義ですが、そういうプラグインがあるかも? レンタルサーバーなどは、月額¥200円以下の時代です。 もはやYouTubeを使わずとも、誰でも簡単に自分のHPで 動画配信できる時代になっているのです。 ―――" BroadCast Your Work! On Your Original WebSite! "――― 著作権管理団体は、取りやすい所からただ集金するのみで、 肝心の「Youtube」を取り締まれない訳ですから、 もはや管理団体としては機能していないのです。 完全に個人で自分の著作物を管理していくためのフォーマットを、 アーチスト間で共有し、実践していく! せっかく著作権管理団体「JASRAC」に著作物を管理委託しても、 自分の著作物が、許可なくGoogleやYouTubeなどに使用されていた場合、 著作権管理団体「JASRAC」は、何もしない訳ですから、 (実例が多過ぎて個別対処しきれない現実は確かにありますが) もはや自分自身で管理した方が確実な状況になっている訳です。 学校等もそうですが、これまで全てを丸投げしていて 何とかなっていた(様にみえていた)ものが、 時代の流れにより、もはや機能しなくなっていた! (いや水面下では昔から既にそういう傾向はあった) 市民の、「組織に対する依存心」というものが、 様々な問題を生み出してきているんですね。 自戒の念も込めて「支配ピラミッド構造:写し鏡現象」 について改めて再考していきたいと思います: ・テクノロジーの推移  (これまでの法規制では対処しきれなくなってくる) ・文明の推移から生じる方向性での民度の低下  (簡単に言えば「堕落化」「幼児退行現象」) ・情報流通化により人民の欲望が収束&増幅されていく恐ろしさ  (ピラミッドの3つの頂点、虫眼鏡の如く) ・市民は組織や企業に自分達の欲望を実現させようとする  (被支配者層が支配者層を動かしている場合もある:) そう考えていくと「お客様御意見受付投書箱」には こういう恐ろしい側面もあるんですね。 応用して考える: これだけ世の中が便利になった、しかしそれは裏を返せば、  ↓ 違法行為が誰にでも簡単にできる様になってしまった、という事にもなります!  ↓ 「管理組織」は、もはや一つ一つの物件や事案を管理しきれなくなった  ↓ 社会の「低俗化」「堕落化」「高齢化による世代間心理感染」等により勤務意識が低下  ↓ 「管理組織」は、管理業務を放棄し始め、徐々に建前だけの存在と化しつつある  ↓ じゃあ、自分で管理するしかない! この「管理組織」に、様々な語句を当てはめて考えてみると・・・ (続きます) ※「高齢化による世代間心理感染」とは: 「仕事はしたくないが金だけは欲しい」 とは、こういう事です。例えば、 60歳くらいになって病気などで体が思うように動かず、 それにより一生懸命働く事が 「物理的にできなくなった」人々を間近で見ていて、 ついついその真似をして「動けるのに働かなくなった」若年層、 という意味です。「若年寄」などと呼んだりもしますが、 人間というものは、ついつい周囲から影響を受けてしまうものであり、 高齢者が増えていけば、本来健常な人々でさえも 無意識のうちに「精神的な高齢者」となってしまう、 そういう実例が、各種報道を解析していて 異常なまでに増えてきており、 私の身の回りでも実際に増えてきた事で、 私個人の単なる思い込みではなく「社会現象」として 起きているのだと、ようやく理解できたのです。 これについては日々危機感を抱いており、何度か取り上げています。  こういった目に見えない「心理感染」というものが実際に存在するのだ! という事については、ぜひぜひ頭の中に入れていただきたい、 そうすれば自己を客観的に観察する事により「心理防衛」が可能になります。 追記:音楽教室の、とりあえずの対処法 税金の確定申告と同じ要領ですが、 提出フォーマットがまだ無いでしょうから自作! 著作権管理会社が提示している料金算出数式を基に、 自分であらかじめ料金を試算した文書を添えると、 より受け入れられやすいでしょう。 この厳密な方式であれば、店舗やライブハウスなどの 他の全ての施設業務形態の申請にも応用できます。 もしこの方式による契約に応じない場合、 それは著作権管理会社の職務怠慢(対応が面倒なだけ)に過ぎない! 包括契約などという、ひとくくりのパーセンテージで算出し、 使用曲目を提出せず、著作者に還元されない様な方式の契約には一切応じない事!!! さらに、提出した内容で、本当に著作者に還元されているのか? そもそも著作者に、著作物使用内容の一覧が送付されているのか? 色々な著作者本人から確認を取り「サンプル収集」していけば、 より確実ですね。 クラシック、民謡、ジャズとかいった古い曲には、 著作権切れの名曲が、けっこう沢山あります。 「Smoke Gets In Your Eyes」 「Lover Come Back To Me」 「Someday My Prince Will Come」 「MOONLIGHT SERENADE」 「Tea For Two」 この辺の曲は、至高の名作で、おすすめです♪